伝統的な着物の文様


皆さんはさまざまある着物の柄についてどれだけご存知でしょうか?柄というと着物全体のデザインのことを指すと思いがちですが、本来、着物の柄とは単一のモチーフのことで、全体のデザインのことは文様といいます。つまり文様を構成する一つ一つのモチーフのことを指しています。

そんな中からいくつかを紹介してみたいと思います。皆さんがよく目にされるのは吉祥文様と呼ばれる鶴や亀、松竹梅や牡丹など縁起が良く不老長寿を願うモチーフや有職文様と呼ばれる立涌、花菱など公家装束などにも用いられていた伝統的な文様は振袖にもよくつかわれているため、思い浮かべることができるのではないでしょうか。これらはおめでたいモチーフですので年間を問わず身に着けているのを目にすることがあります。

そのような年間を問わずに身に着けられるモチーフの他にも、季節それぞれの柄があり、春ならば桜や椿、梅に牡丹など華やかなモチーフ。夏から秋にかけてはらば藤に紫陽花、もみじ、トンボ、菖蒲などさわやかで涼やかなモチーフ。秋なら撫子や萩、桔梗にすすきと、どこか物寂しくしとやかなモチーフ、冬なら菊や南天、松など凛としておめでたいモチーフなど季節によって移り変わりがあり風流なものです。

他にも華文、辻が花、うさぎや蝶、短冊に鼓など数多くのモチーフがあり、知れば知るほど着物を選んだり、身に着けるのが楽しくなると思います。

ここで紹介したものだけでなく、着物の柄は無数に種類が存在します。これで興味を持っていただけたらぜひ調べてみてください。